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歯科治療を受けるとき、皆さんが直接目にすることは少ないかもしれませんが、実は治療に使う器具の「清潔さ」は非常に重要なテーマです。どんなに技術が優れていても、器具にウイルスや細菌が残っていれば、患者さんの安全は守れません。
今回は、芦花パーク歯科で日々行っている“滅菌”について、実際に使っている機器や工程とともにご紹介します。
医療の現場では、「清潔にする」と一言で言っても、その方法には段階があります。
芦花パーク歯科では、患者さんの口に入る器具についてはこの「滅菌」を基本とし、器具の素材や使用方法に応じて適切な管理を行っています。
ヨーロッパ規格EN13060で定められた最高レベル「クラスB」に準拠している滅菌器です。包装済み器具や中空構造、多孔性素材まで、あらゆる器具を確実に滅菌できます。
ハンドピース専用。洗浄・注油・滅菌までを一台で行う滅菌器で、精密な器具に最適な処理が可能です。
▶ 製品ページを見る(デンツプライシロナ公式)
※当院で使用しているDAC Universalは販売が終了しているため、後継機の製品ページが表示されます。
滅菌器は大きく3種類に分類されます:
日本では、以前から器具をパッキング(包装)してクラスN滅菌器で滅菌を行っていました。しかし、クラスN滅菌器は包装した器具の滅菌は難しく、多くの歯科医院で課題となっていました。芦花パーク歯科で使用しているクラスB滅菌器はプレバキュームにより真空状態を作り、蒸気が器具の内部まで届くため、あらゆる器具の滅菌が可能なため、従来の滅菌方法より安全性が飛躍的に高まります。
ハンドピースについては、専用のクラスS滅菌器「DAC Universal」を用いて滅菌処理をしています。
この滅菌器は、外側・内側の洗浄から注油、滅菌までを一括処理できるため、精密かつ頻繁に使用するハンドピースにとって理想的な装置です。
一時期、ハンドピース類の滅菌についてネットニュース等で話題になりましたが、
芦花パーク歯科が治療に用いるハンドピース類(全40本ほど)は全てDAC Universalで滅菌処理をして使用していますので、ご安心ください。
当院の滅菌は、以下の工程で行われています。
クラスB滅菌器は1日4〜5回稼働しており、ハンドピースも6本単位でこまめに滅菌しています。
器具の用途や素材に応じて、スポルディングの分類に基づき次のように管理を行っています:
なお、滅菌が求めらえれる器具に対して消毒だけで済ませるような対応は一切しておらず、器具によってはより高いレベルの処理を選択しています。
院内感染対策は、患者さんの目には直接見えにくい部分です。しかしながら、そこにこそ医院の本質が表れます。
芦花パーク歯科では、日常的な滅菌管理を徹底するとともに、それを患者さんにもしっかりお伝えしたいと考えています。
こちらのページも是非ご覧になってください。
→ Q.クラスBのオートクレーブって何ですか?
→初めての方へ
これからも、すべての患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、見えない部分にも真摯に取り組んでまいります。
参考:厚生労働省
「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針(第2版)」PDF
芦花パーク歯科
京王線芦花公園駅徒歩2分(アクセス)
電話予約:03-5969-8336
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