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芦花パーク歯科のむし歯予防ガイド|食習慣の見直しで歯を守る!

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むし歯は食事で予防できる?リスクと対策を徹底解説

 

むし歯の予防には食事の摂り方が大切!

特に摂取頻度フッ化物の活用が鍵になります。毎日の食生活に気をつけることで、むし歯のリスクを大幅に減らすことができます。本記事では、むし歯と食事の関係、リスクを高める食べ方、予防のための具体的な対策について詳しく解説します。

 

1. むし歯の主な原因は砂糖

砂糖がむし歯を引き起こすメカニズム

むし歯は、口腔内の細菌が砂糖をエネルギー源として酸を作ることで発生します。この酸が歯のエナメル質を溶かし(脱灰)、むし歯へと進行していきます。特に頻繁な糖の摂取は、歯が修復される時間(再石灰化)を妨げ、むし歯のリスクを高めます。

 

むし歯を引き起こす砂糖の種類

世界保健機関(WHO)によると、砂糖は以下のように分類されます:

  • 内因性糖(新鮮な果物や野菜):むし歯リスクは低い
  • 乳糖(牛乳・乳製品):比較的低リスク
  • 遊離糖(砂糖を加えた食品、ハチミツ、シロップ、フルーツジュース):むし歯の主な原因

WHOは、遊離糖の摂取量を総エネルギー摂取量の10%以下、理想的には5%未満に抑えることを推奨しています。

 

2. 食生活とむし歯リスクの関係

量よりも頻度が重要

むし歯のリスクを高める最大の要因は、糖の摂取頻度です。

 

  • 間食の回数が多い
  • 砂糖入り飲料を長時間だらだら飲む

 

このような食習慣があると、口腔内が長時間酸性状態になり、再石灰化の時間が減少します。その結果、むし歯が進行しやすくなります。

 

粘着性の高い炭水化物にも注意

キャラメルやグミ、白パンなど、歯にくっつきやすい食品も要注意です。これらは歯垢内に長くとどまり、細菌が酸を作り続けるため、むし歯リスクを高めます。

 

3. フッ化物の使用とむし歯リスクの関係

フッ化物の役割

フッ化物は、再石灰化を促進し、脱灰を抑制することでむし歯の進行を防ぐ効果があります。これにより、むし歯のリスクを大幅に減少させます。

 

フッ化物使用と飲食回数の許容範囲

  • フッ化物を使用していない場合:1日5回以上の飲食でむし歯リスクが増加
  • フッ化物を適正に使用している場合:1日7回程度までの飲食は許容範囲

 

フッ化物を活用すれば、多少頻繁に飲食をしてもむし歯リスクを軽減できますが、それでも間食の回数が多すぎるとリスクは高まるため注意が必要です。
朝昼晩のご飯で3回、15時のおやつで4回です。
『え、それで4回!?7回ってすぐだ!』と思った方は、むし歯リスクの高い食習慣になってしまっているかもしれません。

 

4. むし歯予防に役立つ食品

乳製品の効果

チーズやヨーグルトは、唾液の分泌を促進し、カルシウム・リン酸を補給し、再石灰化を助ける働きがあります。

 

非う蝕性甘味料とキシリトール

砂糖とは違いキシリトールやソルビトールでは酸を生成されないため、むし歯リスクを軽減します。

 

ただし、WHOもキシリトール自体のむし歯抑制効果については明確なエビデンスがないと結論づけています。
むし歯予防効果は「咀嚼による唾液分泌の促進」によるものが大きいと考えられています。

 

5. 食事を活用したむし歯予防と管理

食事指導のポイント

  • 糖の少ない食生活を心がける
  • 間食は回数を決めて、だらだら食べない
  • 水やお茶で口をすすぎ、口腔内の酸を中和する

 

フッ化物とキシリトールの活用

  • フッ化物入り歯磨き粉を使用する
  • キシリトールガムを間食代わりに噛み、唾液分泌を促進する

 

FAQ(よくある質問)

Q. むし歯を防ぐために最適な飲食回数は?

フッ化物を使用している場合は1日7回程度まで、未使用の場合5回までが目安です。

 

Q. キシリトールガムは本当に効果がある?

キシリトール自体のむし歯抑制効果は明確ではありませんが、ガムを噛むことで唾液分泌が増え、間食の代替となる点で有益です。

 

Q. フッ化物を使えば砂糖の摂取は気にしなくていい?

いいえ、フッ化物を使用していても、頻繁な糖の摂取はむし歯リスクを高めます。食生活の見直しが重要です。

 

まとめ

  • むし歯予防には「砂糖の摂取頻度」と「フッ化物の活用」が重要
  • 間食の回数を減らし、フッ化物を適切に使用することで、むし歯リスクを軽減
  • 日々の食事と口腔ケアの習慣を見直し、健康な歯を守りましょう!

 

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参考文献

    • Fejerskov, O., Nyvad, B., & Kidd, E. (Eds.). (2015). Dental Caries: The Disease and Its Clinical Management (3rd ed.). Wiley Blackwell.
    • Fejerskov, O., & Nyvad, B. (Eds.). (2025). Dental Caries: The Disease and Its Clinical Management (4th ed.). Wiley Blackwell.
    • Marsh, P. D. (1976). The Ecological Plaque Hypothesis. Journal of Dental Research, 55(4), 563-570.
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