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こんにちは、京王線芦花公園駅から徒歩2分の歯医者、芦花パーク歯科の院長、新保です。
久しぶりのブログの更新となります。
今回は、昨年当院に導入した最新の口腔内スキャナー「Primescan」についてご紹介いたします。すでに治療の際に体験された方もいらっしゃるかもしれません。
正直、細かい部分は私自身も完璧には把握していないのですが、そのあたりはご容赦くださいね。
“画期的な高精度センサー「スマートピクセルセンサー」が、1秒間に100万を超える3Dポイントを処理し、写真のようにリアルなデータを作成します。〜中略〜ダイナミックデプススキャン技術により、最大20mmの測定深度で、シャープさと精度を実現しました。”(※1)
すごそうですよね。
スキャンの速度や深度が大幅に改善されたとのことですが、他のスキャナーを使った経験がないと、その違いはなかなか実感しにくいかもしれません。
ただ、確かに「速い」です。
従来の型取りでは、使用する材料の硬化に少なくとも3分程度かかります。普段の生活では3分なんてあっという間ですが、型取り中は異常に長く感じるものです。この記事を読んでいる方の中にも、あの不快な経験をされた方がいらっしゃるのではないでしょうか?
従来法では、型取りと噛み合わせの記録を含めて約10分ほどかかっていました。しかし「Primescan」を使用すると、スムーズに進めば3分もかからずにスキャンが完了します。
導入した当初は、私自身も「え?もう終わりでいいの?」と拍子抜けしてしまうほどでした。
型取りの時間が苦手な患者さんには、かなり楽に感じていただけると思います。
(ちなみに、私も型取りは苦手です。)
前述のように、型取りの時間短縮は患者さんにとって大きなメリットです。従来の印象材を使用しないことで、不快感が大幅に軽減されますし、嘔吐反射が強い方でも安心して治療を受けていただけます。
従来法では10分程度かかっていた型取りが3分程度で終わるため、診療時間があと5分しかない場合でも「型取りは次回かな…」ではなく、「あと5分あるなら今やってしまおう!」となることも増えました。その結果、通院回数の削減や治療期間の短縮にもつながり、患者さんの負担軽減にも貢献できると考えています。
“「Primescan」を使用すると、幅広い修復の適応症に対応し、患者さんに優れた治療を提供できます。クラウン、インレー、ブリッジなどの間接修復から、アバットメントやスクリュー固定式クラウンなどのインプラント修復まで、多岐にわたる修復に対応可能です。また、ベニアやスマイルメイクオーバーなどの美容治療オプションまで拡張することもできます。”(※2)
専門用語が多くて難しく感じるかもしれませんが、要するに「詰め物や被せ物の製作」に使用できるだけでなく、マウスピース矯正などにも応用できるということです。
芦花パーク歯科では、常に最新の知識や技術を取り入れ、患者さんにとって最良の治療を提供できるよう努めています。ただし、「最新の治療方法=最良の治療方法」とは限らないことも大切にしています。
「新しい治療法」「この地域では当院だけ」などのキャッチフレーズは魅力的に聞こえる一方で、長期的な結果がわからなかったり、従来法と比べて大きな差がなかったり、逆にコストだけが増えてしまうケースもあります。
今回導入した口腔内スキャナー「Primescan」は、すでに多くの治療実績があり、一部では保険適用も始まっています。そうした背景から、患者さんにとって有益と判断し、導入を決めました。
今後も少しでも快適な治療体験を提供できるよう、スタッフ一同努力してまいります。