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- 神経を抜いた歯の寿命とは?抜かないためには?
歯の神経の大切な3つの役割
歯の神経には、さまざまな働きがあり、どれも非常に重要なものです。
修復・免疫反応を起こす
むし歯などの外的な刺激に対して、歯の内部に修復象牙質を作り、歯を守る役割があります。また細菌感染に対しても免疫反応により対処する機能があります。
痛みでトラブルを知らせる
痛みは避けたいものですが、むし歯や歯周病などの異常を教えてくれるサインでもあります。痛みによって、早い段階で異常に気づくことができます。
歯の自然な色を守る
エナメル質は半透明で、その下にある象牙質の色が透けることで歯は自然な白さを保っています。この象牙質の健康も、神経の働きで支えられています。
神経を抜いた方がいい時はどんな時?
むし歯が神経まで達して感染しているとき(不可逆性歯髄炎)
痛み止めが効かないほどの激痛を伴うことがあります。この場合、神経を取り除き、洗浄・消毒・薬を詰める「根管治療」が必要です。
知覚過敏が強く生活に支障があるとき
歯ぎしりや食いしばり、歯磨きでエナメル質がすり減ると、冷たいものが強くしみることがあります。あまりに症状が強いと、神経を取る必要性が出てきます。
被せ物の治療で削る量が多いとき
被せ物を作るために大きく歯を削らざるを得ないことがあります。削ったことにより神経が大きく露出した場合は神経を取らなければならないことがあります。
神経を抜いた歯の寿命
神経を失った歯は、痛みが出にくく異変に気づきにくいことに加え、過去のむし歯や治療によって残っている歯の量が少ないため、割れやすくなる傾向があります。そして実際に割れてしまった場合は、抜歯せざるを得なくなります。
そのため「神経を取った歯は寿命が短くなる」と言われることがありますが、実際には 残存歯質の量・噛み合わせ・治療の精度・日々のケア によって大きく予後が変わります。
「神経を抜いたから必ず寿命が短い」というわけではありませんが、注意が必要な歯であることは確かです。だからこそ、定期的なメインテナンスやトラブルの早期発見がとても大切です。
神経を抜いた歯が弱くなると言われる理由
神経を失った歯そのものが急に弱くなるわけではありません。
ただし、神経がないことに加えて、そもそも神経を取る必要があるほどむし歯が進行していたため、歯の構造が大きく失われています。
その結果、次のようなリスクが高まります。
- 残存歯質が少ないため、歯が割れやすい傾向がある
- 痛みの感覚がないため、トラブルに気づきにくくなる
- 根の先で細菌感染(根尖性歯周炎)が起きることがある
- 被せ物との境目に汚れがたまっても自覚しにくいことがある
つまり、「神経を抜いた歯は必ず弱くなる」というよりも、治療前の状態や残っている歯の量によって、将来的なリスクが高まることがあるという意味で使われています。
神経を抜いた歯を長持ちさせるために
治療を途中でやめない
根管治療は数回の通院が必要です。長期中断すると、抜歯の可能性が高まりますので、最後まで治療を受けましょう。
定期的にメインテナンスを受ける
治療後も定期検診で経過を見守ることが大切です。クリーニングやアドバイスを受けることで、再発を防ぎ、問題が起きても早く対応できます。
神経を守るためにできること
一番大切なのは、
むし歯にならないことです。
もしむし歯になってしまっても、小さなむし歯のうちに治療を受ければ神経を残せる可能性が高まります。定期的な検診を受け、早い段階で異常を見つけて対処しましょう。
世田谷区の芦花パーク歯科では、丁寧な説明と精密な治療を心がけ、患者さまの大切な歯をできるだけ長く守るための治療をご提供しています。
