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何となく歯茎に違和感があり、押してみると痛みを感じる・・・
このような歯茎の症状が気になって、歯医者さんに行くべきかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯茎の痛みは放置すると、最終的に自分の歯を残せなくなる可能性もあるため症状が軽くても油断は禁物です。今回は、歯茎が痛いときに考えられる原因や疾患について解説していきましょう。
歯茎が痛い時に考えられる原因でまず思い浮かぶ病気は「歯周病」、次いで「根尖性歯周炎」という病気です。ただ、歯茎に痛みが生じる原因は、この2つの病気以外にも存在しています。
歯周病・根尖性歯周炎については後述で詳しく解説しますので、ここではこの2つの病気以外で考えられる歯茎が痛い原因を簡単にご紹介していきましょう。
歯茎の痛みで多いのが口内炎による痛みです。歯茎に円く白っぽい潰瘍がある場合は、口内炎の可能性が高いでしょう。口内炎は患部を安静にしておけば1~2週間程度で症状は落ち着きます。一方で、口内炎がなかなか治らない、あるいは同じところに繰り返しできるといった場合には他の病気が考えられるため、そのような場合は早めに歯科を受診しましょう。
歯根破折は歯に加わった強い衝撃により歯の根っこにヒビがはいったり、割れたりする歯の外傷(ケガ)です。根っこにヒビや割れが入るとそのすき間から細菌が感染し、周囲の歯茎に炎症を起こして痛みを生じやすくなります。
一番奥の歯茎の痛みは、親知らずが原因かもしれません。親知らずの周囲は汚れがたまりやすく、さらに歯ブラシも当てにくいことから、細菌が増殖し、炎症を引き起こします。はじめのうちは軽い痛みでも、放っておくと歯茎が大きく腫れてズキズキとした強い痛みに変わるため注意が必要です。
食事や歯磨きの際にできたキズややけども、歯茎の痛みの原因になります。ただ、キズややけどによる痛みは患部を安静にしておけば1週間程度で落ち着くのがほとんどです。1週間すぎても痛みがなおらない場合は、早めに歯科を受診しましょう。
食事の際に歯と歯の間に物が詰まると、それが刺激になって歯茎に痛みを生じることがあります。痛みのほかに違和感がある(物が詰まっている感じがする)場合は、食べ物が詰まっていないかを確認し、デンタルフロスや歯間ブラシで歯間の清掃を行ってみましょう。
歯茎の痛みの原因でまず疑うのは「歯周病」による痛みです。歯周病は口内の細菌が歯茎に感染・炎症を起こし、さらに炎症が広がると歯を支える骨を溶かしていきます。
歯周病による歯茎の痛みは実はほとんどなく、日常生活に支障がでるようなことはあまりありません。しかし、歯周病が重度に進行すると、次第に激しい腫れや痛みを伴うようになります。
このような強い腫れや痛みが出る頃になると、歯を支える骨の多くが溶けてしまい、最悪のケースでは自身の歯が残せなくなる可能性も高くなります。
したがって、歯周病の自覚症状がなくても歯科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
歯茎の痛みで歯周病の次に疑うのが「根尖性歯周炎」という歯の根っこ(歯根)の周辺にできる病気です。歯の根元あたりの歯茎を押すと痛い場合は、根尖性歯周炎の可能性が高いでしょう。
根尖性歯周炎は過去に神経を抜いた歯や、虫歯を長く放置して神経が死んだ歯に生じます。このように神経のない歯(死んだ歯)は細菌に対する抵抗力が弱く、根っこの先に細菌が感染して膿の袋ができてしまうことがあります。これが、根尖性歯周炎と呼ばれる病気です。
根尖性歯周炎では「歯茎を押すと痛い」というほかに「食べ物を噛んだ時に違和感がある・少し痛む」といった症状があらわれます。また、痛みにくわえ、歯の根元部分の歯茎にニキビやおできのような丸い膨らみ(腫れ)が生じることもあります。
根尖性歯周炎は自然に治ることはなく、放置すると膿の袋が大きくなって腫れや痛みが強くなるほか、最終的に歯を残せなくなることもあります。したがって、以上のような症状がある場合は、時間を空けずに歯科を受診するようにしてください。
歯茎の痛みの中には口内炎やキズ、やけどなど自然に治るものもありますが、1~2週間ほどたっても痛みがおさまらない場合は、他の原因である可能性が高くなります。口内炎やキズ以外の歯茎の痛みは放置すると症状が悪化してしまうほか、最悪のケースでは自身の歯が残せなくなる場合もあるため注意が必要です。歯茎が痛いと感じたら、放置せずに早めに歯科医院で適切な処置を受けるようにしましょう。
・当院の歯周病治療についての詳しい治療方法はこちら
・歯周病についての「よくある質問」はこちら
・歯周病について以前書いたブログはこちら
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